立命館慶祥中学校

  • 2012.12.23 Sunday
  • 10:45
  去る10月に北海道江別市にある立命館慶祥中学校の2年3組4班の6名の生徒さんが陶点睛かわさきを訪ねてくれました。京都への修学旅行中に、伝統産業あるいは伝統工芸品について自主研修をする 取り組みの一環として、京焼・清水焼のことが知りたいとの事。予め生徒さんからは質問状がFAXで送られてきましたので、それに回答する形で約40分ほどお話をしました。
 陶器の作り方などオーソドックスな質問もありましたが、うちの店から世界に輸出をしているか?と大きな質問もあり、伝統産業という内への方向の勉強も海外という外への目線で捉える生徒さんにびっくり!さすがにしっかりしてはります。多くの外国人観光客がお土産に陶器を買っていく+海外の陶器屋さんがうちから買って自国で売っているなど、大きな意味では輸出といえるかなとお話しました。日本製の評価は高いと日々外国人に応対していて感じます。ただ、陶器業界も空洞化が始まっていて、他国産のいかにも日本製に見える安い輸入品が増えてきました。国内では、窯元さんやちいさな工場は採算もぎりぎりで、後継者不足でどんどん廃業している事実もお伝えしました。
 ”伝統工芸品”と”マシンメイド”についても質問がありました。陶器がすべて伝統工芸品ではないが、工芸品とマシンメイド品のそれぞれの特徴や利点を考え、使い手がどちらを選ぶかを決めてもらったら良いと思っています。
 京都にお店があって、日本の伝統を守り伝えていく事も私達の仕事と思っていますが、今回は少しだけその役目も果たせたかな・・「よい記事が書けました」と礼状が届きました。是非その記事を見せてもらいたいなと思っています。



くらしを彩る身近なアート

  • 2012.12.11 Tuesday
  • 22:14
 12月6日には まちづくりカフェ@東山 アートチームのイベント第1弾の「おばんざい料理教室」を開催しました。島谷料理長の指導のもと、白菜とブタ肉のたいたん、九条ねぎとイカの酢味噌和え
の二品を参加者20名とスタッフ4名で作りました。味見をした主人によると、お味はピカイチ!だったそうです。試食のあと、「おばんざいの魅力について」「おばんざいを地域や家庭で受け継いでいくのにはどうしたらよいか」について参加者全員で話し合いました。次回はいつ開催ですか?また参加したいです の嬉しい言葉もいただきました。
 12月8日は朝から寒い日でしたが、10時から五条通北側界隈をまち歩きイベント開始しました。街の魅力をガイドしながら、参加者15名が素敵!と感じる所を思い思いに写真撮影しました。途中、みぞれも降り、京都の冬も体感しながら、早足でガイドしました。その後陶点睛かわさきの2階で、それぞれの撮影写真と感じた魅力を見せ合いっこ!感動を共有しました。「この気付いた魅力をどうしたら残していけるか」について考えました。有名な観光地ではない裏道を歩けて、魅力をガイドしてもらって楽しかったと参加者さんからガイドの主人は声を掛けられ嬉しかったようです。
 昼からは、若宮八幡宮にて、おばんざいレストランをオープン!30名のお客さんを迎え、島谷料理長が腕を振るったおばんざい6種のお弁当をいただきました。食後、料理をアートとする技を伝授していただきました。参加者全員で、「おばんざい料理の魅力(アート)について」「料理をアートとするには」について考えました。材料の取り合わせ、調理方法、しつらえ、すべてに心配りをすることで五感で感じるアートになると教えてもらいました。グループでの参加者も席をあえてばらばらして、初対面でのテーブルにしましたが、美味しかった!楽しかった!と感動を共有しあい、新しいお友達と話が盛り上がりっていたそうです。
スタッフ全員が力を出し合い、良いイベントを開催できたことがホントに良かったとチームのグループリーダーさん達の満足そうなご様子に、主人も私も嬉しくなりました。
各イベントで話し合ったアンケート結果は3月頃に発表予定です。

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